韓国・ロシア・台湾・南アフリカ・ブラジル・メキシコ・中国・インド・香港・イスラエル・インドネシア・タイ・チェコ共和国・ハンガリー・チリ・フィリピン・トルコ・アルゼンチン・ペルー・エジプト株式ファンド
水瀬ケンイチ
今日の記事タイトルに惹かれたあなた、かなりの新興国投資好きとお見受けしました。
でも、「BRICs(ブリックス)」と「VISTA(ビスタ)」と「NEXT11(ネクストイレブン)」と、おまけに「東欧」「南米」を足してちょっと引いたような、こんなすごい株式ファンド、実際にあるのでしょうか?
答えはイエス。実際にあるのです。
しかも、運用コストも、年率1%を切る、たったの0.75%。
一般的な新興国株式ファンドの半分以下です。
そのファンドの名前は……
でも、「BRICs(ブリックス)」と「VISTA(ビスタ)」と「NEXT11(ネクストイレブン)」と、おまけに「東欧」「南米」を足してちょっと引いたような、こんなすごい株式ファンド、実際にあるのでしょうか?
答えはイエス。実際にあるのです。
しかも、運用コストも、年率1%を切る、たったの0.75%。
一般的な新興国株式ファンドの半分以下です。
そのファンドの名前は……
「iShares MSCI Emerging Markets Index Fund」
海外ETFです。
この海外ETFが連動する、MSCI Emerging Markets指数には、記事タイトルにもあった、韓国・ロシア・台湾・南アフリカ・ブラジル・メキシコ・中国・インド・香港・イスラエル・インドネシア・タイ・チェコ共和国・ハンガリー・チリ・フィリピン・トルコ・アルゼンチン・ペルー・エジプトの株式が組み込まれています。(2007年2月19日現在)
これだけの新興諸国に投資するファンドにもかかわらず、運用コストが年率0.75%と格安です。
こうなると、運用コスト的には、例えば、人気のHSBCチャイナオープン(信託報酬1.89%)や、HSBCインドオープン(信託報酬2.105%)、HSBCロシアオープン(信託報酬2.0475%)などを買うのは、馬鹿らしく思えてきます。長期保有するなら、なおさらそうです。
※海外ETFには、売買時にもコスト(売買手数料・為替手数料)がかかります。例示のファンドにも売買時にコスト(販売手数料・信託財産留保額)がかかります。販売会社によって違う場合もありますので、詳しくは関係情報をご確認ください。
もちろん、この「iShares MSCI Emerging Markets Index Fund」は、インデックス運用なので、ファンドマネージャーの企業選別(アクティブ運用)は期待できません。あくまで、平均株価並みです。
そして、一般的に、新興諸国ような効率性が低い市場では、アクティブファンドが勝つ余地がまだ大きいと言われています。
運用コストが多少高くても、それを上回る投資成果があがればいいじゃないか、という意見もよく耳にします。
しかしながら、リッパーの調査によると、MSCIエマージングインデックスに負けたエマージングファンドの比率は、2000年68%、2001年67%、2002年52%、2003年61%、2004年70%、2005年67%と、新興市場でもアクティブファンドはいまいち奮わず、上記の意見とは違う結果になっているように見えます。
(出典:バンガードジャパンWEBサイト)
この「iShares MSCI Emerging Markets Index Fund」、新興国投資好きのかたや、現在新興国ファンドに既に投資しているかたは、真剣に検討する価値がある商品だと思います。
(ただし、新興諸国への投資はリスクが高いので、やるならポートフォリオのごく一部で行うことをおすすめします。僕もごくごく一部でやってます)
<ご参考>上記の海外ETFは、楽天証券で購入できます。(会社名をクリックで口座開設できます)
・楽天証券「海外ETF」
海外ETFです。
この海外ETFが連動する、MSCI Emerging Markets指数には、記事タイトルにもあった、韓国・ロシア・台湾・南アフリカ・ブラジル・メキシコ・中国・インド・香港・イスラエル・インドネシア・タイ・チェコ共和国・ハンガリー・チリ・フィリピン・トルコ・アルゼンチン・ペルー・エジプトの株式が組み込まれています。(2007年2月19日現在)
これだけの新興諸国に投資するファンドにもかかわらず、運用コストが年率0.75%と格安です。
こうなると、運用コスト的には、例えば、人気のHSBCチャイナオープン(信託報酬1.89%)や、HSBCインドオープン(信託報酬2.105%)、HSBCロシアオープン(信託報酬2.0475%)などを買うのは、馬鹿らしく思えてきます。長期保有するなら、なおさらそうです。
※海外ETFには、売買時にもコスト(売買手数料・為替手数料)がかかります。例示のファンドにも売買時にコスト(販売手数料・信託財産留保額)がかかります。販売会社によって違う場合もありますので、詳しくは関係情報をご確認ください。
もちろん、この「iShares MSCI Emerging Markets Index Fund」は、インデックス運用なので、ファンドマネージャーの企業選別(アクティブ運用)は期待できません。あくまで、平均株価並みです。
そして、一般的に、新興諸国ような効率性が低い市場では、アクティブファンドが勝つ余地がまだ大きいと言われています。
運用コストが多少高くても、それを上回る投資成果があがればいいじゃないか、という意見もよく耳にします。
しかしながら、リッパーの調査によると、MSCIエマージングインデックスに負けたエマージングファンドの比率は、2000年68%、2001年67%、2002年52%、2003年61%、2004年70%、2005年67%と、新興市場でもアクティブファンドはいまいち奮わず、上記の意見とは違う結果になっているように見えます。
(出典:バンガードジャパンWEBサイト)
この「iShares MSCI Emerging Markets Index Fund」、新興国投資好きのかたや、現在新興国ファンドに既に投資しているかたは、真剣に検討する価値がある商品だと思います。
(ただし、新興諸国への投資はリスクが高いので、やるならポートフォリオのごく一部で行うことをおすすめします。僕もごくごく一部でやってます)
<ご参考>上記の海外ETFは、楽天証券で購入できます。(会社名をクリックで口座開設できます)
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