金融市場が混乱するとパッシブファンドが伸びる

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年明けから不安定な相場が続いていますが、パッシブファンド(インデックスファンド)の純資産残高は順調に伸びているようです。

【アナリストの視点】市場変調下でも純資産残高拡大続くパッシブファンド、低コスト米国株ファンドけん引役に資金流入継続

2022年に入ってから金融市場が混乱している。インフレの高進とその抑制のための各国中央銀行による相次ぐ利上げ、ロシアによるウクライナ侵攻とその長期化などを背景に世界の株価は低調推移が続く


詳しくは上記の記事をご覧いただきたいのですが、2022年7月末時点の純資産残高、前年末比でアクティブファンドが減少したのに対してパッシブファンドは2ケタ増で対照的な結果となっています。



モーニングスターの要因分析は以下の2点が指摘されています。
  • 金融市場が混乱する中で、市場平均以上に価格が下落した株式や債券がアクティブの足を引っ張ったと見られる
  • パッシブファンドには長期スタンスの投資家による資金流入が続いていると見られる

たしかに、相場が悪くなると資金が集まるように見える状況がよく観測されます。

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10月は米国株式の全売買高の40%近くをETF取引が占めたそうです。【ロイター 2008/11/17より引用】米国で10月のETF取引高が過去最高=BGI [東京 17日 ロイター] バークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)は14日、10月の米国株式市場で、上場投資信託(ETF)の取引高が過去最高レベルとなり、資金流入が加速したことを明らかにした。昨今の金融不安による世界の市場混乱などがその背景にあるという...

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上記のリンク記事はパッシブファンドのうちETFに焦点を当てていますが、自動つみたて設定されていることが多いインデックスファンドは、相場に関係なく資金流入します。

2018年以降は「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」でパッシブファンドを自動つみたてする投資家がさらに増えたと思われます。非課税期間は20年間と長いので目先の相場動向に右往左往する必要性は低い。

自動つみたては、相場下落時に心を乱されることなく買い付けられるとともに、安く仕込めることにもなるので、継続するのがよいと思います。相場にあわせて売ったり買ったりすればするほど、手数料や税金がかさみ、かえってリターンをすり減らす原因になります。

プロのファンド・マネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと持っているほうが、遙かによい結果を生む。

ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)より


今まで20年間インデックス投資を続けてきた中で、何十回、何百回とかみ締めてきたこの言葉の力を、私も実感しています。今までもこれからも、世界中に分散されたインデックスファンドを愚直につみたて、長期保有していきたいと思います。

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