仕組み債を楽天証券も販売停止。ゴネる仲介業者はぜひ実名公開を

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苦情が相次ぐ「仕組み債」について、先日の三井住友銀行や千葉銀行に続いて、楽天証券でも販売停止となるとの報道です。

仕組み債、楽天証券も販売停止 三菱UFJ銀行も制限検討

苦情が続いている仕組み債で販売停止が相次ぐ。楽天証券は9月末にすべての仕組み債の取り扱いを停止する。楽天証券は業務委託する金融商品仲介業者を通して仕組み債を販売してきた。仲介業者は主要販売経路のひとつだが、楽天証券の停止で供給元が絞られる。販売停止を決めた三井住友銀行や千葉銀行に続き、三菱UFJ銀行も顧客層に応じて仲介する商品を限る検討を進める。仕組み債は債券の一つだが、金融派生商品(デリバテ


仕組み債は個人投資家が避けるべき地雷商品であり、金融当局は販売を規制するべきだと当ブログでは何度も書いてきました。詳しくは記事下の過去記事をご覧ください。

あらためて、金融庁の「投資信託等の販売会社による顧客本位の業務運営のモニタリング結果について(令和3事務年度)」の仕組み債に関するページを貼っておきます。

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■ 仕組債
・現状 : 販売額は、ここ数年、EB債(個別株価連動型の仕組債)を中心に相応の規模
・課題 : 中長期的な資産形成を目指す一般的な顧客ニーズに即した商品として、ふさわしいものとは考えにくい。
① 商品性に関する問題点
・一般的な債券と異なり、当初予定の満期時に元本で償還される可能性が必ずしも高くないこと。
・十分な金融知識がないと、リスクやコスト見合いのリターンの理解が困難なこと。
② 販売体制に関する問題点
・顧客が負担するコスト開示や他の運用商品との比較説明といった観点で、商品説明が不十分であること。
・顧客の最善の利益に資する真のニーズに応じた販売が行われていない可能性が高いこと。

投資信託等の販売会社による顧客本位の業務運営のモニタリング結果について(令和3事務年度)より)


当ブログでは、インデックス投資家御用達の主要ネット証券でも、仕組み債はまだまだふつうに販売されていると警鐘を鳴らしてきましたが、ついに楽天証券は販売停止に踏み切りました。

稼げる手数料が高いからか、ゴネる業者もいるようです。

上記の日経新聞の記事では、楽天証券が仕組み債を商品ラインアップから外すことで「一部の仲介業者からの反発は避けられそうにない」などと書かれていますが、その反発している「一部の仲介業者」をぜひ実名で公開してほしい。

まとめて「関わってはいけない仲介業者リスト」として、個人投資家間で情報共有したら役に立つのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、投資家が取ったリスクが応分のリターン向上に資するフェアな金融商品は他にいくらでもあります。投資家は「自分が理解できないものには投資しない」という投資の大原則を守り、仕組み債には十分気をつけてほしいと思います。


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