【追記あり】「インデックス投資は勝者のゲーム」「日本版FIRE超入門」「おカネの教室」あと拙著「お金は寝かせて増やしなさい」などが最大50%OFFに
水瀬ケンイチ

現在、Kindleストアで「【最大50%OFF】Kindle本ストア10周年キャンペーン」が行われています。
10,000冊以上の対象Kindle本が最大50%OFFになっているので、そのなかから探し出した当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。
まず、「インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法
10数年前にバンガード創業者ジョン・C・ボーグルが自ら書いたインデックス投資の名著「マネーと常識」の改訂版です。
本書では、いくつかの章が追加になっています。具体的には、本書の目次の以下の章が追加、もしくは大幅な書き替えになっています。
第5章 もっともコストの低いファンドに集中せよ――資産運用会社の取り分が増えれば、それだけ投資家が手にするものは減る
第6章 配当は投資家の最良の友なのか――だが、投資信託はあまりに多くの配当をかすめ取っている
第11章 「平均回帰」――昨日の勝者は明日の敗者
第18章 アセットアロケーション その一 株と債券――投資を始めるとき、資産を積み上げるとき、そして引退するとき
第19章 アセットアロケーション その二――引退後の投資とあらかじめアセットアロケーションされているファンド
数々の表やグラフが直近のデータにアップデートされていたり、明確にうたわれていなかった部分が明言されていたり(平均回帰等)、例示がより新しくなっていたり(アセットアロケーション等)しているので、「マネーと常識」は何回も読み返していたはずなのに、本書は新鮮な気持ちで読むことができました。
(「インデックス投資は勝者のゲーム」の当ブログでの書評はこちら)
今なら定価から59%OFFです。(最大50%OFFなはずですが、うれしい大幅割引!)
次は、「普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門」(山崎俊輔著)です。
本書は日本人向けのFIRE(Financial Independence, Retire Early)本です。経済的独立の獲得による早期リタイアを目指す方法が書かれています。
日本の社会保障制度、税制優遇制度、日本の退職金制度や高齢者雇用制度をふまえつつ、実現性の観点から退職年齢マイナス5歳のプチFIRE>50代FIRE>40代FIREであることを前提に書かれており、海外のFIRE本に比べて現実的な内容となっていると思います。
途中に出てくるインデックスファンドのつみたて投資や、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)の話は当ブログの読者にはなじみがあるものでしょう。
ただ、リタイア後は資産の運用益を得ながら生活するのではなく、年金を受給しはじめる頃に現金化して取り崩して生活するべきという立て付けが、海外のFIRE本とは大きく異なります。これは運用リスクは低い一方で、長生きリスクやインフレには弱い方法だと私は思いました。
好き嫌いはあると思いますが、日本人向けのFIRE本は類書があまりなく、貴重な情報だと思います。
今なら、50%ポイント還元です。さらに、Kindle Unlimited会員なら0円で読めます。
次は、「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」(高井浩章著)です。
本書は笑いと涙の実用エンタメ青春小説です。
「この世には、おカネを手に入れる方法が6つあります」
平凡な中2男子の「僕」と町一番のお金持ちの少女は、謎の大男が顧問を務めるヘンテコな「そろばん勘定クラブ」に突然放り込まれた――。
日本経済新聞編集委員(だと思われる?)高井氏が、自身の3人の娘たちに「面白い物語を読んでいるだけで、お金や経済の仕組みがわかる本」を読ませたいと7年かけて「家庭内連載」した小説を書籍化したのが本書です。お金のこと、経済のこと、資本主義市場の「神の見えざる手」のこと、ピケティの「R>G」など、謎の先生から投げかけられる質問に中学生たちが考え、悩み、答えに近づいていくなかで、読者の私たちは、わかりやすく学べます。
それでいて、本書は単なる先生と生徒の問答形式の解説本ではなく、登場人物たちには、それぞれ知られざる過去、家業への嫌悪感、淡い恋心など物語があり、ぐいぐい惹き込まれます。そしてラストはまさかの展開が……これから先は皆さんが読んで体験してください。
高井氏(だと思われる?)は日経電子版で「マネーの世界 教えて高井さん」という動画解説コーナーを持っていて、図表をふんだんに使い3つのポイントにまとめて解説するなど、これもまたわかりやすいのですが、経済のことをよくわかっている人が(娘さんたちのために)「わかりやすく伝える」ことに特化して練りに練って7年の月日をかけて作り上げたのが本書です。わかりやすいに決まってますね!
そもそもお金のことがよくわからないという方、投資未経験者、投資初心者の方に、特におすすめです。(それから、心がすっかり汚れてしまった我々中年の心も少し浄化してくれるかも)
いまなら定価から55%OFFです。(最大50%OFFなはずですが、うれしい55%割引!) さらに、Kindle Unlimited会員なら0円で読めます。
「日本人のためのお金の増やし方大全」(ロバート・G・アレン著)です。
投資本というよりマネー本、特に副業本と言っていいと思います。
これも20代後半の人生訓乱読期に読んだのですが、当時、ネットマーケティングの世界ではバイブル的存在の「ロバート・アレンの実践億万長者入門」(ロバート・アレン著)という本がありました。その中で、収入の複線化のひとつとしてインデックスファンドへの投資、いわゆる「インデックス投資」がすすめられていました。今よりもずっとインデックス投資がマイナーだった当時、とても意外に感じたことを思い出しました。
「ロバート・アレンの実践億万長者入門」の改訂版が、「日本人のためのお金の増やし方大全」です。久々に読みましたが、日本人に合わせて内容がアレンジされていて、一部少々怪しめだったMLMなどの記載はなくなり、考え方として日本人もとても参考になる本に仕上がっていました。
本書をおすすめしたいのは、副業で稼ぎたい方です。
いまなら定価から50%OFFです。
次は、「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 FINANCIAL LITERACY FOR MILLENNIALS」(アンドリュー・O・スミス著)です。
本書はアメリカの高校生が学んでいる教養として必ず身につけるべき「世界標準のお金との付き合い方の基礎知識の教科書です。人気作家橘玲も推薦しています。
●目次
推薦者まえがき(橘玲)
謝辞
第1章 お金の計画の基本
そもそもお金とは何か
購買力を下げる一大要因・インフレーション
どうすれば「経済的に自立」できるのか
人生設計とお金の関係
第2章 お金とキャリア設計の基本
あなたのキャリアとお金の関係
人的資本──「資産価値の高い人」とは
人を雇うメリットとリスク
生涯所得を最大化させるために大切なこと
第3章 就職、転職、起業の基本
ビジネスにおける「組織」の仕組み
決算書の読み方
「事業計画」に必要なポイントはこれだけ
フランチャイズビジネス
副業──一生食いっぱぐれない働き方
不動産
資金調達のやり方
景気はどうすれば読めるのか
「景気がいい」「景気が悪い」とはどういうことか
第4章 貯金と銀行の基本
貯め方より使い方が重要?
どんな人でも貯まる貯金の仕方
銀行は何のためにあるのか
銀行口座
ATM
第5章 予算と支出の基本
予算設計の第一歩
お金の「出入り」に注目する
もしもの備え
実際に予算を立ててみよう
自動車を買う
第6章 信用と借金の基本
借金と返済計画
お金の時間価値
担保と返済
住宅ローン
金利と複利の仕組み
第7章 破産の基本
最後のカードはなぜ「破産」なのか
最後の打ち手を回避するには?
第8章 投資の基本
投資でお金を育てる
リスクとリターンの考え方
株式市場はどういうところか
低リスクではじめられる投資信託
「株価指数」の読み方
第9章 金融詐欺の基本
「必ず儲かる投資」のウソ──ピラミッドスキーム
その他の投資詐欺
誰かがあなたになりすます
パソコンやスマホを安全に使う
ワンクリックの罠──ネット詐欺
第10章 保険の基本
保険とは何か
あらゆる損害を補償する財産保険
暮らしを守る賃貸保険
事故に備える自動車保険
第11章 税金の基本
税金と納税の仕組み
税金で何ができるのか
「消費税」は何のためにあるのか
第12章 社会福祉の基本
貧困格差解決ガイドライン
学資ローン・奨学金
第13章 法律と契約の基本
契約とはどういうことか
婚前契約
法的責任のリアル
有形財産と無形財産
第14章 老後資産の基本
老後の資金計画
老後資金はいくら必要か
遺言と遺産──相続の準備の仕方
米国と日本では制度がかなり違うのですが、「お金と仕事」をどう考えればいいか、「景気」とはそもそもなにか、「投資」はどうすればいいのかなど、世界共通のお金の基礎知識が学べます。
お金を貯めたり増やしたりというテーマだけでなく、破産、金融詐欺、社会福祉、法律、契約といったテーマまで網羅していて、「これを米国の高校生は学校で叩き込まれているのか…!」と唸らされます。このすべてではなくても、せめて世界はこのような「枠組み」で動いているのだという知識は、日本でも学校で教えたらいいのになと思いました。会社に疑念を抱かず24時間戦う企業戦士を育成するような時代ではもうないだろうに。
日本ではお金のことは学校で教えない時代が長く続いたため、習ってないから知らないのは当然です。社会に出ると、お金の知識は力になります。今からでも遅くないので、米国の高校生が学んでいるお金の知識にキャッチアップしましょう。
いまなら定価から50%OFFです。
次は、「いらない保険 生命保険会社が知られたくない『本当の話』」(後田亨・永田宏著)です。
本書は保険の本質的な考え方と最新の医療・介護情報とを組み合わせた新しい保険本です。
後田氏は、本来必要性が低くコスト高な保険と不透明な保険業界を、消費者目線で厳しく斬っていますが、そのなかでも一貫しているのが、「保険は稀に起こる重大時に備えるもの」であり、加齢とともに誰にでも発生しがちな事態に保険で備えるのは損であるという主張です。
本書でもその主張は存分に発揮されているわけですが、本書では、長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授・学科長の永田氏により、最新の医療や介護の状況に、現在の保険で対応できるのかという新たな視点が加えられています。
日本人の寿命が伸び続けているなか、長ければ30~40年も契約内容が固定されてしまう「保険の陳腐化」についても、最新の情報を含めて詳細に書かれています。
今なら、53%ポイント還元です。
<当ブログの書評記事>
「いらない保険」(後田亨・永田宏著)は本質的な考え方と最新の医療・介護情報とを組み合わせた新しい保険本
最後に、拙著「お金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ著)もキャンペーン対象なので、ちょっとだけご紹介させていただきます。
投資未経験者、初心者向けのインデックス投資の入門書で、漫画も採り入れてできるだけわかりやすく書きました。
また、上げ相場だけでなく、苦しい暴落相場の時に私がどう考えて、どのように乗り切ってきたのか、15年にわたるインデックス投資の実践記を、生の資産金額入りの推移とともに掲載しました。
「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「敗者のゲーム」といった米国の古典的名著ですすめられている投資法を、私たち日本の個人投資家が実践しやすいように、「iDeCo」や「つみたてNISA」といった非課税制度とともに、実例をまじえてできるだけわかりやすく本音で書いたつもりです。
いまなら定価から50%OFFです。未読のかたは、ぜひこの機会に読んでみてください。
以上、当ブログをご覧の皆さまにおすすめの本をチョイスしました。上記で紹介した本以外にも、Kindle本10,000冊以上が最大50%OFF(なぜか50%以上OFFの本もある!)になっています。ぜひ、他にも興味がある本を探してみてください。
▼こちらから検索できます
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注意事項です。キャンペーンはKindle版の本が対象です。紙の単行本は対象ではありませんので、ご購入の際にはKindle版であることと、割引価格になっていることをご確認ください。そして、キャンペーン期間は、2022年10月25日(火)までです。これはと思う本があれば、早めにポチした方がいいと思います。
それでは、秋の虫の音を聴きながらよき読書ライフを。
<追記> 2022/10/09
キャンペーン対象の「アセットアロケーションの最適化 ポートフォリオの構築とメンテナンスのための統合的アプローチ」(ロバート・カーバー著)をフォロワーさんがおすすめされていたので購入しました。なんと87%OFFです。いま読んでいますので、内容が良かったらまたご紹介しますね。
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