【新興国株式】低コストインデックスファンド徹底比較(22年9月末)
水瀬ケンイチ
「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2022年9月末で比較しました。
※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

新興国株式クラスの比較対象インデックスは、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」もしくは「FTSE エマージング・インデックス」です。中国、台湾、インド、ブラジルなどの新興国の株式に分散投資するインデックスです。
比較の結果、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド【愛称:雪だるま(新興国株式)】」(運用会社:SBIアセットマネジメント)が信託報酬年0.1760%、実質コスト年0.1900%、インデックスとの差異 -0.3%、1年リターン -1.87%と相対的に高評価でした。
今回は、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」や「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」のようにベンチマークのインデックスが「FTSE エマージング・インデックス」連動のファンドが、他の「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」連動のファンドよりもリターン実績が良く出ています。
韓国株を含む(新興国扱い) MSCI よりも、韓国株が含まれない(先進国扱い)の FTSE の方が高パフォーマンスだったようです。
原資産である企業の株式から配当が出てくるにもかかわらずベンチマークに「配当除く」インデックスが設定されているインデックスファンドが表下部にまとめてあります。これらはインデックスとの差異が大きく、インデックスとの連動を目指すインデックスファンドとして馴染まないため評価を下げています。
いろいろありますが結論。
新興国株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2022年9月末で比較した結果、「SBI・新興国株式インデックス・ファンド【愛称:雪だるま(新興国株式)】」が相対的に高評価でした。
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本ブログ記事は、私が過去に執筆・監修した書籍に掲載したおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です。
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