検討されているNISAの拡充は「つみたてNISA」の非課税期間の恒久化だけ?

水瀬ケンイチ

2189844_m_20221117.jpg


関係各所でNISA(少額投資非課税制度)の恒久化が検討されていますが、本日、政府・与党は「つみたてNISA」の非課税期間(20年)を無期限とする検討に入ったと報道されています。


個人的にはつみたてNISAの非課税期間恒久化は大歓迎である一方、これだけ読むと、NISA拡充はつみたてNISAのみで、一般NISAの拡充は見送りとも読み取れます。

2024年から一般NISAの後継となるとして開始される予定だった2階建ての「新NISA」についはなにも言及されていません。「成長投資枠(仮称)」の話はどこへいったのか?

2階建てという複雑怪奇な設計が良いとも思えず、無しなら無しでもよいのですが、その場合は、個人的に現在一般NISAで運用しているVTなどは課税口座に移管しなくてはなりません。まあ、一度は非課税期間を5年延長するロールオーバーをさせてもらっているので、もう終わりですよという話になっても仕方ないかなとは感じます。

いずれにしても、上記の報道自体が、NISA拡充検討の最新情報なのか、単なる周回遅れで言葉足らずの情報なのか、判然としません。そもそも、2023年度税制改正は、政府・与党だけで決められる話ではありません。今後、以下のプロセスを踏む予定となっています。

2022年
11月~12月 与党税制調査会で議論
12月中旬 税制改正大綱の閣議決定・与党による発表

2023年
1月~3月頃 税制改正法律案を国会に提出
3月 税制改正法案の可決
4月 税制改正関連法の施行

その過程で何がどう変わるかわかりませんので、現時点ではなんとも言えませんね。あまり右往左往しないで状況を見守りたいと思います。



関連記事




投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ