お金のことに対して極端すぎる日本人

水瀬ケンイチ

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マネーポストに『「貯蓄好きで投資ぎらい」な日本人がハイリスクなFXに飛びついてしまう不思議』という記事が掲載されています。ほんとうに不思議です。


詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、特に印象に残ったのは、FXに関する以下のくだりです。

これほどハイリスク・ハイリターンなものに多くの一般庶民が取り組んでいるのは、世界でも日本くらいです。貯蓄好きな半面、ラクして稼げると聞けば飛びついてしまう人も多いのが、日本人なのです。


日本人はお金のことに対して極端すぎると思います。

極端にリスクを嫌い「貯蓄」ばかりする一方で、パチンコや宝くじなどの「ギャンブル」(レバレッジ25倍のFXはギャンブルだと私は思う)にお金をつぎこむことを普通のこととして捉えている。その間の「投資」がすっぽり抜け落ちています。

記事では戦時中の国家総動員体制、戦後の教育、バブル崩壊、長らく続いたデフレなどいろいろな要因があげて、お金に対する極端な日本人の気質が作られてきたと分析していましたが、そういった気質とお金の運用は切り離して考えた方がよいと私は思います。

刺激と反応の間に「選択の自由」があるのが人であり、動物と違うところです。お金について極端な気質があるのであれば、それを自覚した上で、できるだけ合理的に行動したいものです。


▼Twitterで取り上げたところ、わりと反響があったので埋め込んでおきます。

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Posted by水瀬ケンイチ