半値以下になったレバナスから私たちが学ぶべき「3つのこと」は投資全般にあてはまる
水瀬ケンイチ

ファイナンシャルフィールドに「半値以下になったレバナスから私たちが学ぶべき『3つのこと』」という記事が掲載されています。
詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、半値以下になったレバナスから私たちが学ぶべき3つのこととは、以下の3点でした。
- 特定個人の発信を鵜呑みにして投資してはいけない
- 長期投資に向かない商品を積み立てるのはリスクが大きい
- リスク許容度には個人差がある
レバナスに特化した記事ですが、読めば読むほど、レバナスに限らず投資全般にあてはまることだなと思えてきます。私を含めて個人の発信を鵜呑みにするのはよくないし、長期投資に向かない商品を積み立てるのはよくないし、リスク許容度には個人差があります。
iFreeレバレッジ NASDAQ100の1年チャート

(楽天証券より)

(楽天証券より)
上記データによると、レバナスは1年でマイナス62.7%になっています。1年で50%を超える下落は、ふつうに国際分散投資していれば滅多にない最悪レベルの事態です。私は2008年リーマンショックの時に経験しています。
結果的にギリギリ持ちこたえることができましたが、あの時はさすがに吐き気がしました。その後、最悪の事態の想定は「厳し目」に見積もるべきだったと反省しました。加齢にともない資産配分を見直し、株式比率を10%落としてその分債券比率を10%上げました。
投資を継続するためには、保有資産全体のリスクが、自分のリスク許容度の範囲内であることがとても重要だと身にしみて思います。私が20年以上投資を継続してこられたのは、リスク許容度の範囲内での資産運用を心がけていたことが大きいです。
たとえ失敗しても、そこから何かを学んで改善していけばよいと思います。
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