「40代以上がやってはいけない投資3つ」に納得。40代以外にも当てはまる!
水瀬ケンイチ

マネーの達人に「40代以上がやってはいけない投資3つ」という記事が掲載されていました。私も40代で気になったので取り上げてみます。
詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、むりやり要旨をまとめると、40代以上がやってはいけない投資は以下の3つとのこと。
1.「使う予定のある資金」での投資
2. 過度なリターンを求めた投資
3.「よく理解できていないもの」への投資
納得の3つです。
子どもの高校・大学費用や子ども部屋を作るための住宅購入費用は、使う時期がほぼ確定している資金になるので、将来の特定時期のリターンが不確実な投資には向かないと思います。
また、過度なリターンを求めて、深刻なダメージを負ってしまうと、リカバリに残された時間が若年層と比べて短いので人生のマネープランが一気に厳しくなってしまいます。
「よく理解できていないもの」に投資をしないことは、投資の大原則です。これを含めて上記の3つは40代以上に限らず、全世代に言えることだと思います。
自分の40代をふり返ると、生活防衛資金をたっぷり確保(生活費の2年分以上)しつつ、運用資産は株式70%に債券を30%程度組み込んだ保守的な(と自分では思っている)ポートフォリオで手堅く運用してきました。その間にはリーマンショックやコロナショックのような市場の暴落もありました。にもかかわらず、幸いにも市場から退場することもなく運用を継続し、40代でひと財産を形成することができました。
世の中にはもっと早く、大きく、資産を増やすことができた方も大勢いらっしゃると思います。でも、私にはこれがちょうどいい適温の資産運用だったと思えます。あいた時間と精神的な余裕で、将来に備えた副業にも取り組み、それなりに成果が出てきていますし、これでよかったと思っています。
とはいえ、まだ投資を始めていない40代や50代の方が、焦る必要はないと思います。2024年からは非課税期間「無期限」の新しいNISA制度も始まります。生活防衛資金を確保したあと、自分リスク許容度の範囲内で(←ここ重要!)投資を始めることに、遅いということはないと思います。
今日が人生でいちばん若い日ですから。