「たわらノーロード」シリーズの信託報酬を業界最低水準に引き下げ!
水瀬ケンイチ

アセットマネジメントOneは、2023年4月7日から「たわらノーロード」シリーズの信託報酬を業界最低水準に引き下げると発表しました。
アセットマネジメントOne ニュースルーム
2023年3月24日 「たわらノーロード」一部ファンドの信託報酬率を業界最低水準に引き下げ
気になる概要は以下のとおり。
たわらノーロード先進国株式 年0.10989% → 0.09889%
たわらノーロード新興国株式 年0.374% → 0.1859%
たわらノーロード全世界株式 年0.132% → 0.1133%
たわらノーロード日経225 年0.187% → 0.143%
たわらノーロードバランス(8資産均等型) 年0.154% → 0.143%
たわらノーロードバランス(堅実型) 年0.242% → 0.143%
たわらノーロードバランス(標準型) 年0.242% → 0.143%
たわらノーロードバランス(積極型) 年0.242% → 0.143%
※信託報酬は税込
「業界最低水準に引き下げ」と控えめな表現ですが、いくつかの資産クラスでコスト最低値を更新しています。かなり攻めてます。
個人的な注目は、自分も積み立て商品として活用している全世界株式クラスのインデックスファンドです。
「たわらノーロード全世界株式」の信託報酬年0.1133%(税込)は、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬年0.1144%(税込)よりもさらに安い。年0.001%をめぐる熾烈な運用コスト競争ですが、競争があるからこそ進歩があります。
インデックスファンドは「規模の経済」がものをいう世界で、最低コストのファンドに資金が集まっていくことが予想されます。競合他社の対抗値下げはあるのか、どこが生き残るのか、引き続き注目したいと思います。
なにはともあれ、アセットマネジメントOneさん、グッジョブ!👍
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