キャピタル(チャールズ・エリス著)、人生100年時代の年金戦略(田村正之著)など、【最大50%OFF】Kindle本 新年度応援キャンペーン実施中
水瀬ケンイチ

現在、Kindleストアで「【最大50%OFF】Kindle本 新年度応援キャンペーン」が行われています。
8,000冊以上の対象Kindle本が最大50%OFFになっているので、そのなかから探し出した当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。
まずは、「キャピタル 驚異の資産運用会社」(チャールズ・エリス著)です。
本書は米国屈指の運用会社であるキャピタルについて、その長期戦略的思考、一貫した目的意識、社員重視の経営、ユニークな運用体制(複数ファンドマネージャー制)など、競合他社とは大きく異るユニークな経営手法を取り上げた本です。
米国の運用業界では、スタープレーヤーになり富と名声を得ることに対する執着が成長の原動力であるところ、キャピタルではスタープレーヤーはいらないと明言しています。富と名声に対する執着を意図的に抑え、顧客、社員、株主の三者に公平に奉仕するという基本理念で事業運営されています。それが単なる精神論ではなく、事業運営のしくみの中に組み込まれていることが、実例とともに詳しく書かれています。
もちろん、キャピタルのファンド運用手法についても書かれています。キャピタルの6つの米国株式ファンド(アクティブファンド)は、本が書かれた直近30年、S&P500とウィルシャー5000(←なつかしい)を大きく上回っていました。ただ、運用手法やパフォーマンスよりも、その実績を生み出すことができた企業経営手法にフォーカスした内容が多く取り扱われています。
私が本書を読んだ当時に驚いたのは、本書の著者が、なんとインデックス投資のバイブル「敗者のゲーム」著者であるチャールズ・エリス氏だということです。しかも、まえがきはインデックス投資のバイブルの双璧をなす「ウォール街のランダム・ウォーカー」著者のバートン・マルキール氏が書いています。インデックスファンドの優位性を主張する代表的2人が、なぜアクティブファンドの運用会社の本を書くのか。なぜこんな不思議なことが起きるのか。
そこは読んでのお楽しみということで。
いまなら定価から56%OFFです。(キャンペーン名の最大50%を超える割引ですがむしろヨシ!)
次は、「人生100年時代の年金戦略」(田村正之著)です。
本書は日本経済新聞社編集委員兼紙面解説委員で、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)でもある田村正之氏が、公的年金を徹底的に調べ上げて至れり尽くせりで解説してくれる「ザ・年金本」でした。
投資本ではありませんが、年金の運用には投資信託による運用をする部分あるので、インデックス投資との親和性がとても高いです。年金については、私自身、初めて知ることがたくさんあり、手元に置いておきたい一冊となりました。
新聞を含むマスコミが公的年金を叩きすぎてきたせいで、国民に公的年金の悪いイメージだけがついてしまい、田村氏はそこを懺悔する気持ちをもって、その真の価値を消費者が知ってフル活用することが、最大の老後対策になることを消費者に伝えたかったのではないか。
本書の至れり尽くせり感から、そのように思えてなりません。(「人生100年時代の年金戦略」の当ブログでの書評はこちら)
いまなら定価から45%OFFです。
最後に、「投資賢者の心理学 ―行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」」(大江英樹著)です。
本書は、投資家全般に共通する「心のクセ」を、行動経済学の観点から解説しています。著者の大江英樹氏が日経電子版で連載していた同名の人気コラムがもととなっています。当ブログでも引用させていただいたことがあります。
行動経済学は人間なら誰にでも当てはまる内容です。大江氏は野村證券で38年間勤務した証券マンであり、顧客だけでなく証券マン自身も同じ場面で同じ間違いを犯してしてしまうのを見て、不思議だったといいます。その理由が、まさに行動経済学だったといいます。
本書は他の行動経済学本とは少し違います。たとえば、学者の本では、「AケースとBケース、あなたならどちらを選ぶ?」という定番クイズからの「○○という行動は、行動経済学の△△で説明できる」というウンチクを語って終わりがちです。
しかし、本書は実際の日本の証券市場や金融商品を例にして、「では投資家はどうすればいいのか」という解決策まで書かれています。
どんな商品を選ぶとよいのか、どんな商品を避ければよいのか、どんな方法で投資すればよいのか、どんな方法を避ければよいのかなど、「心の落とし穴」にハマらないための具体的方法は、自分の投資の役に立ちそうです。
(「投資賢者の心理学 ―行動経済学が明かす「あなたが勝てないワケ」」の当ブログでの書評はこちら)
いまなら定価から45%OFFです。
以上、当ブログをご覧の皆さまにおすすめの本をチョイスしました。上記で紹介した本以外にも、Kindle本8,000冊以上が最大50%OFF(なぜか50%以上OFFの本もある!)になっています。ぜひ、他にも興味がある本を探してみてください。
→【最大50%OFF】Kindle本 新年度応援キャンペーン
注意事項です。キャンペーンはKindle版の本が対象です。紙の単行本は対象ではありませんので、ご購入の際にはKindle版であることと、割引価格になっていることをご確認ください。そして、キャンペーン期間は、2023年4月6日(木)までです。これはと思う本があれば、早めにポチした方がいいと思います。
それでは、桜の花咲く頃、よき読書ライフを。
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