業界最低コストを更新する全世界株式インデックスファンド「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」登場
水瀬ケンイチ

日興アセットマネジメントが業界最低コストを更新する全世界株式インデックスファンドを、4月26日に新規設定すると報道されています。
気になる概要は以下のとおりです。
■Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
・MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)連動
・信託報酬 年率0.05775%(税込) ←全世界株式クラス最安値更新!
・販売手数料なし
・信託財産留保額なし
すごいのが出てきました!
運用コストがクラス最安値だった「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬年率0.1133%より、さらに半分程度の格安信託報酬です。米国ETF「Vanguard Total World Stock ETF」(VT)のエクスペンスレシオが年率0.07%なので、VTよりも更に運用コストが安いインデックスファンドが登場することになります。
EDINETの有価証券届出書によると「ファミリーファンド方式」で、最近よくある米国ETFに投資するだけのファンド・オブ・ファンズではないようです。また、販売会社はSBI証券とあります。(ただし、販売会社は実際の運用開始時には増えるケースが多い)
来年2024年1月開始の新しいNISAに向けて、各社の運用コスト競争がふたたび激しくなってきました。競合他社は追随するのか。行く末を見守りたいと思います。
なにはともあれ、日興アセットマネジメントさん、グッジョブ!👍
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