来た!「ウォール街のランダム・ウォーカー」や「敗者のゲーム」など高額書籍が最大50%OFF

水瀬ケンイチ

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現在、Kindleストアで「【最大50%OFF】 Kindle本高額書籍キャンペーン」が行われています。

1,000冊以上の高額Kindle本が最大50%OFFになっているので、そのなかから探し出した当ブログの読者さまにおすすめの本をご紹介します。

まずは、「ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>」(バートン・マルキール著)です。

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ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版>」はインデックス投資のバイブルともいうべき本。個人投資家のための投資ガイドで、世界中で40年以上(もうすぐ50年!)読み続けられているのに、今なお色褪せない投資の基本書です。

『個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買って、じっと待っているほうが、はるかによい結果を生む』

信じられないかもしれませんが、それをデータ・理論・歴史など多方面から証明しているのがこの本です。私も何かあるたびに繰り返し、繰り返し読んでいます。拙著「お金は寝かせて増やしなさい」もこの本の知見がベースとなっています。

原著第12版ではスマートベータについての記載内容などが拡充されているのですが、個人的な最大の見どころは、エピローグにあると思います。市場参加者全員がインデックス投資をしたらどうなるのか?市場の機能が失われるのではないか?というインデックス投資への批判について、バートン・マルキール氏の明確な見解が初めて記載されています。この手の批判に対しては、もうこれが公式ファイナル・アンサーだと思います。

いま定価から50%OFFですので、未読の方はこれを機にぜひ読んでみていただきたいと思います。当ブログの読者さまには特におすすめ!✊


次は、「敗者のゲーム[原著第8版]」(チャールズ・エリス著)です。

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チャールズ・エリス氏によるインデックス投資本で、「ウォール街のランダム・ウォーカー」と並び「インデックス投資のバイブル」の双璧をなす本で、2022年1月に改訂されたばかりの本です。

「市場に勝つ」ことが難しくなった現在、投資で勝ち続ける方法とは何か? すべての投資家に向けたメッセージとして時代を超えて読み継がれる運用哲学のバイブルです。

1.将来、いつ何に、どの程度の資金が必要になるか、目標を立てる
2.その目標を達成するために必要な株式と債券の配分比率を決める
3.株と債券を幅広く分散する
4.投資の基本方針を、ブレずに辛抱強く実行する

シンプルでわかりやすい原則を、最新の裏付けデータ満載で説明しています。内容が端的なので読みやすいという個人投資家が多いです。インデックスファンドを長期的にバイ&ホールドする勇気が湧く名言やデータが満載です。インデックス投資家の一家に一冊置いておくべき名著なので、まだ持っていない方は、実質半額になっているいま手に入れるのが吉だと思います。

(旧版ですが、「敗者のゲーム」の当ブログでの書評はこちら

今なら定価から45%OFFです。


次は、「会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語」(田中靖浩著)です。

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本書をひとことで言うと「会計エンタテイメント」本です。投資家の投資判断のモトになる会計について、普通は借方・貸方・仕訳といった会計用語や細かい手続き、数字が中心であることが多いものですが、本書はなんと「数字が出てこない会計本」です。そんな会計本ありえるの? それがあったのです。

会計の全体像を地域ごとの歴史とともに楽しく学べる内容となっています。第1部は15世紀イタリアから17世紀オランダで「簿記と会社の誕生」(3枚の絵画「トビアスと天使」「最後の晩餐」「夜警」)、第2部は19世紀イギリスから20世紀アメリカで「財務会計の歴史」(3つの発明「蒸気機関車」「蒸気船」「自動車」)、最後の第3部は19世紀から21世紀のアメリカで「管理会計とファイナンス」(3つの名曲「ディキシー」「聖者の行進」「イエスタデイ」)という目次構成です。各部とも会計的なタイトルと、カッコ書きの「3つの○○」というサブタイトルがどう関係するのか、まったく予想つかないと思いますが、これが見事につながっているんです。

会計の地域ごとの歴史といっても、教科書に出てくるような小難しい話はほとんど出てきません。レンブラント、スティーブンソン、フォード、ケネディ、エジソン、マッキンゼー、プレスリー、ビートルズなど、きっと皆さんおなじみの人物の物語から描かれていてとても親しみやすい。また、見覚えのある名画、おなじみの乗り物、名曲などがたくさん出てきて、それらが会計の歴史とうまく絡みあってぐいぐい引き込まれてしまいます。楽しく読ませる構成に脱帽です。

投資家としてこの本を読むと、第1部、第2部で数百年前からのさまざまな出来事と発明によって発展してきた会計が、第3部で現在の株式投資に結実していく流れがわかります。いま私たちが見ている証券取引所や企業の財務諸表や株価が、単なる数字の羅列ではなく、人類が500年の年月をかけて積み上げてきたもので構成されていることに、あらためて気付かされ、胸が熱くなる思いがしました。

423ページで分厚い大作ですが、随所に絵画や写真、イラスト、図解が段組みで散りばめられており、読み進めるのに重い感じはしません。むしろハイセンスな台割構成で楽しいです。私は紙の本で読みましたが、Kindle本だとこのあたりの段組みがどのように表示されるのかな。文章部分と写真・図解部分がバラされて別ページになってしまったら、少しもったいない感じになるかもしれません。

できれば紙の本で読んでいただきたい気もしますが、2,420円とかなり高額な本であり、いまKindle本なら50%OFFですので、これを機にぜひ読んでみていただきたいと思います。超おすすめです!👍


以上、当ブログをご覧の皆さまにおすすめの本をチョイスしました。上記で紹介した本以外にも、高額Kindle本1,000冊以上が最大50%OFFになっています。ぜひ、他にも興味がある本を探してみてください。

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注意事項です。キャンペーンはKindle版の本が対象です。紙の単行本は対象ではありませんので、ご購入の際にはKindle版であることと、割引価格になっていることをご確認ください。そして、キャンペーン期間は、2023年4月27日(木)までです。これはと思う本があれば、早めにポチした方がいいと思います。

それでは、桜の花が散り葉桜の季節に、よき読書ライフを。

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Posted by水瀬ケンイチ