TOPIXが33年ぶりの高値とはめでたい
水瀬ケンイチ

本日2023年5月16日、TOPIXが2127.18と1990年8月以来約33年ぶりの高値水準で終えたとのこと。
近年は米国株等に押され、景気がいい話はあまり聞かれない日本株ですが、33年ぶりの高値とはめでたい。
今日はTwitterのタイムラインに久々に日本株の話がたくさん流れてきました。みんなうれしいんでしょうね。国内市場が盛り上がることは良いことだと思います。
33年ぶりの高値とはいっても、日本株は今までが控えめすぎただけで、今日の東証プライム市場のPERは15.02倍と、特に過熱感は感じません。
「日本企業が資本効率の改善に前向きなことは、海外投資家が日本株を買う理由の一つ」との分析コメントが日経新聞にありました。
企業経営者が資本効率を改善するなんて当たり前のことではと思わなくもないですが、財務もコンプラもピカピカな超一流企業よりも、「すごく」ダメな企業が「まあまあ」ダメな企業に少し改善するだけで株価は上がる、という感じでしょうか。
積み立て投資の場合、期待されず長らく底練りを繰り返しているような銘柄が少し上昇すると、安値仕込みしていた分、一気に評価額が上がるんですよね。
とはいえ、特定の国や企業に集中投資するのではなく、世界中に分散投資するのがよいと私は考えています。今までと同様に今後も、自分のリスク許容度の範囲内で、日本を含む全世界の株式に積み立て投資していきたいと思います。
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