楽天証券、東証に上場申請!
水瀬ケンイチ

私がメイン証券会社として利用している楽天証券が、東京証券取引所に新規上場を申請しました。
上記記事によると、携帯事業の不振にあえぐ楽天グループの財務改善に一定の効果が見込まれるが、株価は依然低迷しており、回復には携帯事業の抜本的な改善が必要不可欠とのこと。
楽天証券ユーザーの投資家からすると、東証への上場はポジティブだと思います。上場により親会社の楽天グループの支配力を一定程度緩和できる上に、ガバナンスの監視レベルが高まります。
ただ、おそらく大株主は依然楽天グループになるのでしょうから、完全子会社の時よりはマシになるとはいえ、今後もいろいろ口出ししてくることが想定されます。
そもそも楽天グループが楽天銀行上場、楽天証券上場と矢継ぎ早に資金調達を迫られる背景には、楽天モバイルという大赤字のモバイル事業が一向に改善しないという事情があります。いつまでも「安かろう悪かろう」が払拭できないままモバイル事業を続けるよりも、体力があるどこか別の企業に事業売却したらいいのにと思います。
楽天市場は順調ですし、楽天銀行や楽天証券といった周辺事業はうまくいっているのですから、楽天グループは事業の「選択と集中」をするべき時期に来ていると個人的には思います。
楽天証券ユーザーとしては証券事業が好調であるにもかかわらず、細かいところでサービスやポイントの改悪が続くのはいったい誰のせい?という思いが強いです。SBI証券との差は、親会社の事業ポートフォリオの「選択と集中」にあるような気がしてなりません。
なにはともあれ、楽天証券には上場企業として社会的責任を果たしつつ、株主と顧客に付加価値を提供できるようにこれからも頑張ってほしいと思います。上場申請おめでとうございます㊗
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