国内最安の信託報酬のインド株式インデックスファンド登場
水瀬ケンイチ

SBIアセットマネジメントは、国内最安の信託報酬のインド株式インデックスファンドを設定すると発表しました。
SBIグローバルアセットマネジメント プレスリリース
2023年8月22日 国内最安の信託報酬のインド株式インデックスファンドの募集・設定のお知らせ
新興国の中でも中国をしのぐ高い経済成長率が予測されているインド。そのインド株式に低コストで投資できるインデックスファンドの商品概要は以下のとおりです。
■SBI・i シェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(愛称:サクっとインド株式)
・S&P BSE SENSEX インデックス連動
・実質的な信託報酬 年0.4638%程度
・設定日 2023年9月22日
競合インデックスファンドの「iFreeNEXT インド株インデックス」の信託報酬年0.78%、国内ETFの「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信」の信託報酬年1.045%を下回る信託報酬となります。
ベンチマークが「S&P BSE SENSEX インデックス」で30銘柄と少なく、上記競合2ファンドのベンチマーク「Nifty 50指数」の50銘柄とは単純比較はできませんが、運用コストがかさみがちな新興国株式ファンドで信託報酬が安いのは良いことだと思います。
ただ、インド株式は全世界株式インデックスや新興国株式インデックスの中に時価総額比率に応じて既に含まれています。例えば「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」にはインド株式が約13%含まれ、信託報酬年0.1%台で投資できます。
新興国株式はボラティリティが高いので、個人的には単一国ではなくできるだけ分散して持ちたいと考えますが、この商品は将来のインド株式に特段の強気な見通しを持っている人がポートフォリオにプラスαで追加するイメージでしょうか。
いろいろな考えの投資家に、低コストな選択肢が増えることは良いことだと思います。
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