自己破産してもiDeCoは差し押さえられないが、NISAは差し押さえられる
水瀬ケンイチ

自己破産したときに差し押さえられる財産と、そうでない財産について解説された記事があったので取り上げます。
詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、むりやり要旨をまとめると、iDeCoは差し押さえられないが、NISAは差し押さえられる。老齢期の財産を列挙すると以下のとおり。
●差し押さえ禁止財産
・国民年金(付加年金を含む)
・厚生年金保険
・国民年金基金
・厚生年金基金
・確定給付企業年金
・確定拠出年金(企業型・iDeCo)
・中小企業退職金共済
・特定退職金共済
・小規模企業共済
●差し押さえ対象財産
・NISA
・個人年金保険
「iDeCoは自己破産しても差し押さえられない」という断片的な情報はよく見かけますが、国民年金や厚生年金などの公的年金や企業型確定拠出年金、小規模企業共済など、他の老齢期の財産についても差し押さえ対象か否かを知ることができました。
自己破産などしないに越したことはありませんが、知識として差し押さえされない財産を知っておくと、将来の安心感が少しだけ上がるような気がします。
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