ポートフォリオの守りの要、個人向け国債変動10年の利率がさらにアップ
水瀬ケンイチ

先月、9月発行の「個人向け国債 変動10年」の利率が年0.39%と9年ぶりの高水準になったという記事を書きましたが、10月発行の利率は、年0.42%とさらに上がっていました。(なぜかほとんど報道されてませんが…)
長らく最低保証利率の年0.05%に張り付いていた年月が嘘のように、毎月どんどん上がっています。金融市場は日銀が年内にマイナス金利を解除するという見方をしているようで、もしそうなれば、個人向け国債変動10年の利率ももっと上がりそうです。
私は個人向け国債変動10年を毎月積み立てているので、利率が上がるのはありがたいです。債券なのに金利が上がっても価格が下がらないしくみ(通常の債券は金利が上がると価格が下がる)なのもありがたいです。過去に購入した個人向け国債変動10年の利率も、順次自動的に上がっていくのもありがたいです。
リスクが低く、守りの金融商品だと思います。今後、金利が急上昇すると株価にも悪影響が出るかもしれません。そんな時も、個人向け国債変動10年は、ポートフォリオ全体のリスクのクッション役を果たしてくれると考えています。
頼りになります。
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