日本初のグローバルサウスを投資対象地域とする株式ファンド登場!
水瀬ケンイチ

SBIグローバルアセットマネジメントは、日本初のグローバルサウスを投資対象地域とする公募株式ファンドの募集・設定すると発表しました。
その名も「EXE-i グローバルサウス株式ファンド」です。
グローバルサウスとは、一般に南半球を中心に位置する新興国・発展途上国を指し、西側諸国にも東側諸国にも属さず、大国、先進国間の利害や対立から独立した価値観を持ち独自の経済発展を模索する国々の総称とのこと。
グローバルサウス地域である新興国やフロンティア地域の約30ヵ国に投資を行うものの、ETFを活用することで出来る限りコスト(信託報酬)を抑えて投資家に提供することが可能とのことで、ファンド・オブ・ファンズ形式になる模様。
EDINETの情報によると、信託報酬は年0.132%、投資対象のETF等のコストを加えた実質的な負担としては年0.582%程度(税込)で、販売会社は当初はSBI証券となっています。
新興国市場やフロンティア市場については、BRICsにはじまり、VISTA、PIIGS、NEXT11、MENAなど様々な名称でくくられて期待を集めてきましたが、ここのところ新興国市場、フロンティア市場の株価は渋めの推移をしてきました。しかし、今後のことはわかりません。果たして、グローバルサウスはどうなるでしょうか。
個人投資家の低コストな投資対象が広がることは良いことだと思います。注目したいと思います。
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