【日本株式】低コストインデックスファンド徹底比較(23年9月末)

水瀬ケンイチ

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「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、日本株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2023年9月末で比較しました。

※当シリーズ記事の説明書きとして、まずは『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

それではどうぞ。

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日本株式クラスの比較対象インデックスは、「TOPIX」です。

比較の結果、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」(運用会社:三菱UFJ国際投信)が信託報酬年 0.143%、実質コストが年 0.16%、1年リターンが年率 29.62%、5年リターンが年率 +7.49%と相対的に高評価でした。

「eMAXIS Slim」シリーズは2023年5月11日に信託報酬の引き下げを行いました。調査時点(2023年9月末)の純資産残高914億円で、新たなしきい値である2500億円、5000億円以上になった場合に段階的に発動する「受益者還元型信託報酬」の対象ゾーンから外れてしまいました。ただ、運用コスト自体は下がっており、今後も純資産残高の拡大とともに運用コストの更なる低下が期待されます。

「たわらノーロード」シリーズ(アセットマネジメントOne)も4月7日から信託報酬を引き下げています。今後、だんだんと運用実績向上に効いてくると思われます。

「SBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンド」(SBIアセットマネジメント)、「はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX)」(野村アセットマネジメント)が信託報酬年 0.1% 前後の水準で新規設定されています。第1期の運用報告書が出るまでは「参考」扱いでウォッチとなりますが、今後に期待です。

表下部に、原資産である企業の株式から配当が出てくるにもかかわらずベンチマークに「配当除く」インデックスが設定されているインデックスファンドがまとめてあります。これらはインデックスとの差異が大きく、インデックスとの連動を目指すインデックスファンドとして馴染まないため評価を下げてきました。

最近、世の中の評価を気にしてか、ベンチマークを「配当除く」から「配当込み」へ変更するインデックスファンドが続出しました(インデックスとの差異が大きく出ている銘柄が大体そうです)。ウォッチ銘柄のうち「配当除く」インデックス連動で残っているのは「野村インデックスファンド・TOPIX」(野村アセットマネジメント)だけとなりました。

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日本株式全体を見ると「バブル経済」時代のPER100~200倍の超割高水準から「失われた20年」を経て、現在、PER約15倍と既に正常化していると考えられます。

直近1年リターンでは、全世界株式や先進国株式など他の主要資産クラスよりも日本株式の方が高いリターンとなっています。日本株式インデックスファンドはこの20年で「鳴かず飛ばず」のイメージが定着していますが、資産クラスとして為替リスクがなく、株式のリスクプレミアムを取れるので、今後はもう少し評価されて良いのではないかと思います。

いろいろありますが結論。

日本株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2023年9月末で比較した結果、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が高評価でした。


低コストインデックスファンド徹底比較のカテゴリです。主要なアセットクラスのインデックスファンド比較情報を、定期的に更新しています。



<ご参考1>
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<ご参考2>
本ブログ記事は、私が過去に執筆・監修した書籍に掲載したおすすめインデックスファンド情報のアップデート版という意味もあります。今後も定期的に継続していく所存です(PR)

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Posted by水瀬ケンイチ