ブラックマンデーが再来!?

水瀬ケンイチ

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1987年の「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」と今の市場状況が似ていると日本経済新聞が報道しています。Twitter(X)のトレンドにも「ブラックマンデー」が出ているようです。


詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、趣旨をむりやりまとめると、株高・金利高の共存、中東の戦争、コンピューターを駆使する取引の存在が1987年のブラックマンデー当時と似ているとのこと。

あわてそうになる気持ちはわかりますが、IMF(国際通貨基金)やOECD(経済協力開発機構)等の国際機関や経済アナリスト、ストラテジストたちの相場予測が、後追いばかりで当たらないことは皆さんご存知だと思います。特に、相場の暴落、底からの反転といった「相場の転換点」を当てられないことには定評があります。

だから、近いうちにブラックマンデー級の暴落が本当に来るかどうかはわかりません。

私たち個人投資家が現実的にできることは、「暴落が来るかどうか」を予測することではなく、「暴落が来ても来なくてもある程度対応できる」ように準備しておくことだと思います。具体的には、保有資産全体のリスク水準(ツールを使って数字で把握してください)を、自分のリスク許容度の範囲内に収めるような投資金額、もしくは資産配分にしておくことです。

ブラックマンデーではダウ平均が1日で22.6%下落したと記録されています。資産配分を株式100%で運用していれば、ダメージはそのまま1日マイナス22.6%くらいます。しかし、株式:現金=50:50で運用していれば、ダメージは1日マイナス11.3%近辺で済むことになります。

自分のリスク許容度の範囲内で投資する。なんだ、いつもやってることじゃないか。そう思ったかたは何も気にする必要はないでしょう。日経新聞の記事を読んで不安になり、他の情報を次々読みあさり彼はああ言っている彼女はこう言っている、アレを売った方がいいかソレを買った方がいいかとそわそわしているかたは、自分のリスク許容度を超えた投資をしている可能性があるので、これを機に投資金額・資産配分の見直しをしておいた方がよいかもしれません。

株式市場の暴落は仕事の業績や雇用そのものにも悪影響をおよぼすので、暴落なんて来ないに越したことはないですが、台風や地震などの災害と同じで、避けられないなら備えるまでです。


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Posted by水瀬ケンイチ