大自然と横丁の飲み屋がすごいぞ八戸

水瀬ケンイチ

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先日、30数年ぶりの青森県、初めての八戸に行ってきました。目的は十和田湖・奥入瀬渓流の散策と、相互リンクブロガーさんと飲み歩くことでした。

(投資とは「ほとんど」関係ない雑談です。ご興味がある方だけご覧ください)

今年は東北を巡ろうと決めていて、9月は山形10月は岩手、そして今回11月は青森に行ってきました。青森は小学校低学年の頃にねぶた祭りを見に一度だけ家族で行ったことがありましたが、それ以来約30数年ぶりで楽しみにしていました。

青森市でもよかったのですが、ブログ「バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ」を執筆しているブロガーさんで八戸在住のりんりさんとお会いして飲みたかったので、八戸市に宿を取りました。八戸にはいわゆる「八戸トラップ」というものがあり、新幹線がとまる八戸駅周辺はあまり栄えておらず、2駅となりの本八戸駅周辺が繁華街になっていると聞いていたので、本八戸の宿にしました。これがもう大正解で、理由は後でわかります。

とはいえ、初日は平日休みで行ったので、まずはリアス海岸をひとり旅です。単線の八戸線に乗って海まで行きます。

八戸線 - Wikipedia

ウミネコの繁殖地としても有名な蕪嶋神社を参拝です。天気がよかったからか、平日なのにけっこうたくさん参拝客がいました。

約5年もの歳月を経て、復活を遂げた蕪嶋神社 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト

ちなみに、この時期はウミネコの繁殖期は過ぎており、神社にはカラスしかおらず、ウミネコは近くの湾内にすこしだけ浮かんでいる感じでした。

八戸線鮫駅とJR線種差海岸駅を結ぶ遊覧バス「ワンコインバス・うみねこ号」に乗り、リアス海岸沿いの淀の松原遊歩道に向かいます。遊歩道の入口らしいバス停で降りると、「え?ここ?」と戸惑うほど何もない。先ほどの喧騒がうそのように、人っ子ひとりいません。

種差海岸遊覧バス「うみねこ号」 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト

淀の松原遊歩道は複雑に入り組んだ海岸線でまさにリアス海岸という感じです。砂利の波打ち際から断崖絶壁まで上り下りしながらずっと続いていて、1時間半くらい歩いただけでもかなりしんどい。それでも大自然を味わえて、行ってよかったと思う。(翌日ふくらはぎがかなりの筋肉痛…)


淀の松原 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト

夕方、宿に戻ってひとっ風呂あびたら、りんりさんと合流して夜の八戸に繰り出しました。いやもう、すごいよ八戸の飲み屋横丁。八戸市中心街に張り巡らされた8つの横丁に無数の飲み屋がひしめいていました。まるで昭和レトロな巨大テーマパークのよう。これは2泊3日程度じゃ、横丁全体をおおまかに把握することすらできない規模です。

地元のりんりさんのチョイスで、ご友人がやっているビストロ(レバーペーストとクラフトビールが最高) → 日本一を決める大会で優勝したバーテンダーのバー(ノリが陽キャで楽しい) → 深夜までやっている寿司屋(東京だとお値段2倍以上しそうな新鮮ネタでコスパがバグってる)とはしごしていきます。


美酒と人情に酔いしれる 八戸横丁文化 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト

うまいものを飲み食いしながら、投資の話、ブログ運営の話、書籍執筆の話、それからりんりさんが力を入れている不動産の話など、いろいろな話をしました。互いに「じつは…」という裏話みたいな話ばかりだったのでここでは書けませんが、日付をまたいで楽しく飲んだくれました。

ブログがきっかけの不思議なご縁です。もし互いにブログをやっていなければ、もちろん出会うこともなかったでしょうし、初見で投資や人生の深イイ話で盛り上がるなんてことはなかったでしょう。ほんとうにブログ様さまです。

今回の宿は本八戸の繁華街の真ん中にあり、横丁でしこたま飲んで酔っ払っても、徒歩5分くらいで帰れるのでとても楽ちんでした。「もし八戸の宿だったら毎晩ここからタクシーだったのか…」と思うと、本八戸の宿にして本当によかったです。睡眠時間もたっぷり(?)取れました。

2日目。

なんとりんりさんが車を出してくれて(ありがたすぎる)、奥入瀬渓流のトレッキングに向かいます。午前中にどしゃ降りの雨でどうしようかと思いましたが、昼から雨は上がり天気が回復しました。紅葉の時期は少々過ぎてしまったものの、もののけ姫に出てきそうな原生林を流れる渓流沿いに歩くのは気持ちがよい。(前日の筋肉痛がビキビキですとは言えません)

道中には大きな岩や有名、無名の様々な滝があらわれます。午前中の雨の増水で滝の豪快さも増しており、そのたびに私が立ち止まって写真や動画を撮るもんだから、予定時間を大幅にオーバーして2時間以上のトレッキングとなりました。すまぬ。



その後、十和田湖に向かい雨上がりで神秘的な湖を堪能しました。これはこれで味わい深い。名物のヒメマス定食は売り切れだったので、ニジマス定食をいただきました。ほんとりんりさんの車のおかげで、電車旅だったにもかかわらず、一気に行動範囲を広げることができました。感謝!

十和田湖・奥入瀬渓流の魅力 ~深呼吸したくなる十和田湖・奥入瀬~ - 十和田湖国立公園協会

夜はひとりでみろく横丁で飲み歩きました。八戸の名物は何かと聞くと、イカとサバといちご煮(ウニ)とのことだったので、少なくとも活イカは食べたかったんですよね。ついさっきまで店頭で泳いでいた透明な活イカの刺身はたまらんおいしさ。胴体やえんぺらはパリパリでおいしく、肝は濃厚でまたおいしい。げそは熱々の天ぷらになって出てきたところを塩でいただきました。最高かよ。

八戸名産イカ|旅東北 - 東北の観光・旅行情報サイト

ウニのオムレツ、もつ煮などをつまみながら、八戸の地酒八仙をちびちびやっていると、とつぜん隣の席に某元フィギュアスケート選手が来店!! ソチ五輪などテレビで応援していた選手!! 本物!? 聞き耳を立てていたわけではないですがぎゅうぎゅう詰めの小さな店内ゆえ、外国人選手の話やプレバト出演での俳句の話がもれ聞こえてきたのでたぶん本物です。かろうじて平静を装いつつも、動悸で一気に酔いが回りました。八戸はスケートも盛んなので、何かの大会をやっていたのかもしれません。そんなこともあるんですね。 びっくりです。

予想外に酔いが回ったこともあり、ラーメン屋台に移動してビールで頭を冷やし、八戸ラーメン(しょうゆ)で締めました。宿に帰り酔っぱらい状態でXスペース配信をするという暴挙(あまり記憶なし)のあと、風呂に入って無事撃沈しました。



3日目。

最終日となったこの日は朝から良い天気に恵まれたので、電車の時間まで本八戸の街や海を散策しました。

八戸ポータルミュージアム はっち | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト

八戸市水産科学館マリエント

八戸には「八戸三社大祭」という祭りがあり、とても大規模ですごいらしいのですが、青森のねぶた祭りに隠れてしまい認知度が低いとりんりさんが嘆いていたので、今度八戸三社大祭も見てみたいと思いました。

八戸三社大祭 | VISIT HACHINOHE | VISITはちのへ観光物産サイト

新幹線の八戸駅で妻へのお土産を買い、最後は駅ビル連結のお店で海鮮丼をいただきました。おいしいに決まっています。名残惜しい気持ちをおさえつつ、帰路につきました。



大自然と横丁の飲み屋が堪能できる八戸、予想どおり、いや予想以上に良くてリピート確定です。皆さまもぜひ八戸を訪れてみてはいかが。(宿は八戸ではなく本八戸で!)


▼今回の旅の宿はこちらでした。みろく横丁まで徒歩3分!(PR)
ホテルグローバルビュー八戸

P.S
りんりさんにはほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。東京へお越しの際はぜひお声がけください。ディープな梅屋敷、蒲田をご案内いたします。


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Posted by水瀬ケンイチ