新NISAスタートを前に右往左往しているインデックス投資家は、あと1か月以上ある期間で基礎知識を復習してみませんか

水瀬ケンイチ

iewek-gnos-hhUx08PuYpc-unsplash.jpg


2024年1月の新NISA開始を前にして、インデックス投資の基礎の基礎である「長期・分散・低コスト」や、「期待リターン、リスク(標準偏差)、資産配分、運用コスト、自分のリスク許容度」などの知識や、積み立て投資vs.一括投資、全世界株式vs.米国株式など今まで何年も散々議論され尽くしてきたテーマが、SNSでけっこう切羽詰まった感じで蒸し返されています。

いずれもインデックス投資家として、実際に投資を始める前に知っておくべき基本情報ですので、今現在になって、どっちがいいんだっけ?(知識があれば自分で判断できる) あなたはどうしますか?(聞いたら真似するの?) 結局正解は人それぞれですよね(明確な優劣がつく事もあるのに安易な思考停止)などといって右往左往しているのは、ちょっといただけません。

新NISAの制度に合わせて投資戦略を変えようとしているから、右往左往するのであって、まず自身の投資戦略があるべき。自分の投資戦略が定まっていて、それに新NISAで役に立つ部分があれば活用できる範囲で活用する。そのようなスタンスが基本です。

上記の基礎知識は、まともな投資本の1冊目で学ぶべき基本情報です。逆に、上記の基礎知識もないにもかかわらず、自分の資産配分や投資商品を決めたのだとすれば、それはどのように決めたのかはなはだ疑問です。

おそらく、一部のアドバイザーやFPによる「勉強なしの投資デビューを!」「とにかくはじめよう!」のような無責任な投資推奨情報が世の中にあふれていた弊害でしょう。自分の投資戦略が定まらないまま投資を始めてしまい、投資スタンスは他人の意見でブレブレというインデックス投資家が、新NISAでどのように投資するかを決めなければならない状況に直面して、今あぶり出されているのだと思います。

でも、いま基礎知識がないことに気づけたのであれば、それはある意味朗報です。新NISAスタートまでまだ1か月以上あるのですから、これをよい機会として、この1か月でインデックス投資の基礎知識を復習してみませんかというのが今日のメインテーマです。

基礎知識の復習は、まともな投資本1冊を読むことで十分でしょう。YouTube動画でも良いのですが、テーマごとに分断されているものの集まりなので、知識を体系的に学ぶのは本に一日の長ががあります。特に、最初に自分がインデックス投資を始めようと思った時に感銘を受けた本を読み返すのがよいと思います。

その中で、インデックス投資の基礎の基礎である「長期・分散・低コスト」や、「期待リターン、リスク(標準偏差)、資産配分、運用コスト、自分のリスク許容度」などの基礎や、積み立て投資vs.一括投資、全世界株式vs.米国株式などについて書かれている、もしくは自分で判断するための材料が書かれていると思います。

それが山崎元氏との共著「全面改訂第3版 ほったらかし投資術」(山崎元・水瀬ケンイチ著)や単著「お金は寝かせて増やしなさい」(水瀬ケンイチ著)だったらうれしいですが、もっと骨太の「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)や「敗者のゲーム」(チャールス・エリス著)などだと手堅いと思います。

まだぜんぜん間に合います。多くのかたが、自分で投資判断ができるようになりますように。


インデックス投資の具体的方法 8ステップ

「水瀬さんが考えるインデックス投資の方法って具体的にどんな感じですか?」ブログを始めて8年目、こんな質問をされることが増えてきました。ほとんど毎日インデックス投資に関するブログ記事を書いているのですが、その本数も2,000本を超え、すべてに目を通すのはおよそ無理というレベルになってしまいました。なので、要点がつかみにくくなっているんだろうなぁと推測しています。そんな時に「ここを見てください」と言えるペー...

関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ