故山崎元氏との共著「ほったらかし投資術」の今後について出版社と意識合わせ

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2024年元日に惜しまれつつ亡くなられた山崎元氏との共著「ほったらかし投資術」(山崎元・水瀬ケンイチ著)の今後の取り扱いについて、出版社である朝日新聞出版の書籍編集部さんとミーティングを行いました。

その結果、「ほったらかし投資術」について、以下の3点を意識合わせしました。

これからも山崎氏との「共著」として大切にしたいこと
「ほったらかし投資術」を水瀬に公式継承すると山崎氏から託されたこと
今後の内容更新は水瀬が行うが、印税のうち半分は今後ご遺族に支払ってほしいこと


これからも山崎氏との「共著」として大切にしたいこと

今月、山崎さんが亡くなられたあと、奥様と直接お話する機会があったのですが、山崎さんは「ほったらかし投資術」をとても気に入っていて、金融関係者以外のプライベートな知り合いには本書を渡して回っていたと仰っていました。また、編集さんによれば、山崎さんは入院中も本書を医者たちに配っていたようで、奥様から「池袋ジュンクの在庫を買い占めた」というご連絡を受けていたとのこと。

多数の本を執筆してきた山崎さんですが、それだけ「ほったらかし投資術」をとても気に入ってくれていたのだと、あらためて驚きました。

もう山崎さんはいないのだから「今後の共著は打ち切り」という判断が出版社から出てもおかしくないと覚悟はしつつ、できれば山崎さんが気に入ってくれていたこの共著を、今後も内容更新しながら大切に続けたいと希望しました。


「ほったらかし投資術」を水瀬に公式継承すると山崎氏から託されたこと

2023年12月29日夜、仕事納めだなんだと飲んだくれていた私に、山崎さんからめずらしく年末のあいさつメールが届きました。

水瀬ケンイチ様

今年もお世話になりました。
公式な継承者として「ほったらかし投資術」のことをよろしくお願いします。

山崎元
(代筆:秘書 ○○○○)」


なんだかんだで長い付き合いになる山崎さんですが、年末のあいさつメールなど寄こしてきたのは初めてのことです。秘書の代筆というのも引っかかりました。私は嫌な予感がしていろいろな考えが頭をめぐりましたが、結局、気の利いたことは書けず急いで返信しました。

山崎様

今年もたいへんお世話になりました。
「ほったらかし投資術」の折込付録が読者の方々に好評です。
今まで同様、それ以上にこれからも大切にいたします。
どうぞ良いお年をお迎えください。

水瀬ケンイチ


おそらくその時、山崎さんは容態が悪化して最後のメッセージをご自分では送れず、奥様に代わりに送ってもらっていたのだと思います。あとで気づいたことですが、メールの件名は、年末のあいさつなどではなく「公式継承」でした。私のなんの気も利かない事務的な返信を山崎さんがご覧になっていたのだとしたら、「最後までくそ真面目かよ」と苦笑されたのではないかと思います。その3日後、山崎さんは旅立ってしまわれました。

機転の利かない自分は本当にだめなやつです。


今後の内容更新は水瀬が行うが、印税のうち半分は今後ご遺族に支払ってほしいこと

実は昨年7月の「インデックス投資ナイト2023」にご出演いただく相談を山崎さんとしていた時に、既に山崎さんは声がほとんど出ない状態で、私が山崎さんのメッセージを代読するケースも想定して、ご体調と相談しつつ準備していました。

個人事務所や収集した書籍などの身辺整理を進めているというお話をされていた中で、「インデックス投資ナイトはどんな形であっても絶対に出る」という意思表明とあわせて、「“ほったらかし投資術”の看板は水瀬さんにあげるから好きに使ってくれ」と言われました。私は「山崎さんとの共著です。そんなこと言わないでください」と返すのが精一杯でした。

本日、上記①②を確認した上で、今後、経済環境や制度などが大きく変わり再び改訂する必要が出てきたら、水瀬が責任をもって改訂原稿を書くが、本書はあくまでも山崎さんとの「共著」なので、山崎さんと折半だった印税は今後ご遺族に支払ってほしいことを出版社と意識合わせしました。出版社も「今後も改訂の希望をいただきありがたい」「ご遺族のためにも、今後も大切に売り伸ばしていかなければと思いを新たにした」と言っています。

著書に対する執筆者たちの思いを汲んでくれた出版社に感謝するとともに、皆さま、今後とも「ほったらかし投資術」(山崎元・水瀬ケンイチ共著を、どうぞよろしくお願いいたします。


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