21の国・地域は昨年来高値を付け、このうち米国やフランス、デンマークなど8カ国はデータ算出開始以降で最高値を更新しているとのことですが

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世界主要国の上場株を対象とした株価指数「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」が最高値圏で推移しているとのこと。


詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、21の国・地域は2月に入って昨年来高値を付け、このうち米国やフランス、デンマークなど8カ国はデータ算出開始以降で最高値を更新しているとのこと。典型的な「上げ相場」の様相を呈しています。

「それなら利確して様子を見よう」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それは典型的なインデックスに負けるアクティブファンドマネージャーの発想かもしれません。

相場の底やその付近で買い、相場の天井やその付近で売ることを一貫してできる投資家が存在すれば最強ですが、実際には、そのようなタイミング投資を行うアクティブファンドの8~9割は、単純な市場平均であるインデックスに負けるというデータが古今東西で観測されています。



そもそも、全世界株式クラスの期待リターンである年率5~6%という数字は、今のような上げ相場でも、リーマン・ショックやコロナ・ショックのような下げ相場でも、すべてを受け入れてずっと保有した場合のリターン推計値です。

売ったり買ったりしているうちに相場の上値を取りこぼすと、あとからいくらうまくやろうとしても、ずっとインデックスに追いつけないのです。

それでは、私たち個人投資家はどうするのがよいか。自分のリスク許容度の範囲内で(←超重要!)、世界中に分散したインデックスファンドをバイ&ホールドし続ける。上げ相場も下げ相場も全部付き合う。これから下げ相場が来ても、です。面白くないかもしれませんが、これにまさる戦略はなかなかないのが実態です。

最後に、インデックス投資のバイブルである「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理」(バートン・マルキール著)の昔の版より、この言葉を送りたいと思います。
(最新版には載っていないので刮目せよ!)

カルガリー大学のリチャード・ウッドワード教授とジェス・チュア教授による研究の結果は、長期投資として株式を保有し続けるほうが、マーケット・タイミングをはかって売買するよりもうまくいくことを示している。
なぜなら、強気相場の期間に株式から得られる利益は、弱気相場によって被る損失よりも遙かに大きいからだ。
両教授は、マーケット・タイミング型の投資家がバイ・アンド・ホールド型の投資家のパフォーマンスを上回るためには、70%の確率でマーケット・タイミングについて正しい判断を下さなければならないとの結論を下している。
7割もの打率で市場の転換点をあてることのできる人物に、私はついぞお目にかかったことがない。

「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理」(バートン・マルキール著)より


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。
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