大手証券各社、海外ETFを拡充-自社で組成の動きも

水瀬ケンイチ

大手証券各社も、4月や7月に海外ETFを拡充していたそうです。
また、野村グループでは、ETF組成に軸足を移していくそうです。

【日刊工業新聞 2007/09/11より引用】
大手証券各社、海外ETFを拡充-自社で組成の動きも
 大手証券各社が海外の上場投資信託(ETF)の取り扱いを拡大している。野村証券はすでに25銘柄を取り扱っており、大和証券も今月から15銘柄に取り扱いを拡充。日興コーディアル証券も、7月から11銘柄に拡充した。
 野村証は「現在扱う25銘柄で、流動性のある主要な海外ETFはほぼ網羅している」との認識で、今後は野村グループ内でのETF組成に軸足を移していく。
 大和証も4月から取り扱いを急拡大させている。日本に上場する前にいち早く国内の投資家に投資機会を与えたいという考えだ。日興コーディアル証は03年に海外ETFの取り扱いを始め、今年7月に中国の株価などに連動するETFを拡充した。
 金融商品取引法施行後は、運用会社は海外ETFの金融庁への届け出義務がなくなる。顧客の希望次第で、すべてのETFが購入できるようになるという。このための体制整備などが進めば、さらに海外ETFによる分散投資、資産運用が進みそうだ。
【引用おわり】

大手証券は海外ETFの売買手数料がバカ高い(日興コーディアルの裏技を除いて)ので、拡充の動きは眼中にありませんでしたが、それなりのラインナップを揃えたようです。

それよりも、野村グループのETF組成のニュースのほうが、興味があります。
どんなETFを組成するのか。
海外の投資対象も組み込んでいくのか。
ちょっと楽しみであります。

大手証券としては、海外ETFを販売するビジネスよりも、グループの運用会社を使って、ETFを組成するビジネスのほうが旨みがあるのかもしれません。
ETF組成は、ネット証券にはなかなか真似のできない芸当ですから、大手証券各社(のグループ会社)さんには、強みを活かして頑張っていただきたいと思います。
低信託報酬なのを頼みますよ!(^^)/


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Posted by水瀬ケンイチ