直接取材敢行@楽天証券(その1) ~海外ETFに注力する理由、iシェアーズMSCIワールドの取り扱い予定などなど

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去る10月5日、いち個人投資家がネット証券会社に直接取材をするという、きわめて無謀な計画が敢行されました。
(取材しようと思った経緯はこちらの記事から)
わたくし水瀬ケンイチは、どうしても自分で直接聞きたかった質問、読者の皆さまから募集した質問を胸に、六本木ヒルズに本社を構える楽天証券に入りました。

応接室に通されて、名刺交換。と言っても、僕はしがない個人投資家でお渡しできる名刺はありませんので、いただいただけですが…(^^ゞ
今回の取材のセッティングにご協力いただいた会社さんから2名、楽天証券さん側から4名、そして僕の合計7名です。予想外の大人数で、なんだか大ごとになってしまいました。

しかし、ここまで来たら、腹をくくってやるしかありません。
人間、理屈よりも行動が大切です。「知って行なわざるは知らざるに同じ」と誰かも言っていました。
慣れない命綱を机の真ん中に置き、取材開始です。
以下、その模様を書きたいと思います。

(ご注意事項)
・簡潔な表現にするため、敬語は外してあります。
・言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。

それでは、どうぞ(^^)

海外ETFに注力する理由は?
水瀬ケンイチ
「楽天証券は海外ETFに注力している。個人的には、低コストの海外ETFが売れると、既存の投信が売れなくなってしまうリスクがあると思うが、にもかかわらず、海外ETFに注力する理由は何か?」
(我ながらのっけから不躾な質問…汗)
楽天証券さん
「米国ではETFがブームになっていて本数も預かり資産も多い。それに比べて日本のETFは本数が少ない。それは、営業マンの論理が成り立ってしまっているからだ。お客様ではなく営業マンのために、手数料の高い商品を売ってしまう。この悪しき慣習をぶち破れるのは多分ネット証券しかない。手前どもが日本株で手数料を引き下げて個人投資家さまを増やしてきたように、ETFビジネスでも、海外のよいものをどんどん持ち込んでくる。営業マンはいないので、商品ラインを揃えて、あとはお客様が選択をできるようにする。お客様が分からなければ啓発活動をする。それが、うちがやらなければいけないことなのではないかと思っている」
水瀬ケンイチ
「既存投信が売れなくなるとかそういう話ではなく、ネット証券の使命だと」
楽天証券
「はい。もしかしたら、ETFとインデックスファンドはカニバリゼーションを起こすかもしれないが、それはお客様が選べばいいというだけの話であって、その商品ラインを提供させていただく」
(おお、自信溢れるうれしいお言葉!)

海外ETFの反応は?
水瀬ケンイチ
「海外ETFの売れ行きはどうか?」
楽天証券
IVV、EFA、EEMの基本三点セットが売れている。それに加えて、ブラジル、中国が売れている。電話の問い合わせも多く、かつ増えている。更に、マニアックになってきている」
水瀬ケンイチ
「もしかしたら、うちのブログの読者さまかもしれない」
(一同笑い)
楽天証券
「そういう色々な意見は参考にしている。お客様のご要望と、米国で実際に起きていることを比較したいと思っている」

日本は何故、金や中国から?
水瀬ケンイチ
「日本と米国では、状況が違う。米国では0.1%を切るエクスペンスレシオのインデックスファンドがあり、また同程度のコストのETFもある。その中で、どっちがいいかという議論がある。日本ではインデックスファンドはそこまで安くない。ETFの受け入れられ方も日米で違うはず」
楽天証券
「そういう意味では、日本はめちゃくちゃETF後進国。金ETFが出たと思えば、今日の日経で、大証で上海50のETFを出すと言っているが、なぜ、そういうニッチなところから入ってくるのか。SPYとかDIAとか基本的ラインナップを持ってこないとお客様の裾野が広がらない
水瀬ケンイチ
「それならなぜ、金や中国から入ってくるのか?」
楽天証券
「運用会社との関係もあるのかもしれない」
水瀬ケンイチ
「まあ、第一歩としては歓迎したいと思っている」

iシェアーズMSCIワールドの取り扱いは?
水瀬ケンイチ
「今回の海外ETF追加のラインナップに、iシェアーズMSCIワールドが入っていなかったことに、残念との声があるが、今後取り扱われる可能性はあるか?」
楽天証券
いつとは言えないが、検討している。いいETFは欧州にあったりする。LSEに取次ぎを繋げば、そのETFもGDRも取り扱えるようになる」
(おお!)
水瀬ケンイチ
「勉強不足で恐縮だが、もしやるとしたら、楽天証券は今ドル決済しかできないが、ポンド決済ができるようになるということか?」
楽天証券
「そのとおり。LSEのETFは基本ポンド建て。一部ドル建てもあるが、ポンドをはじめとするドル以外の外貨決済ができるようにすることが前提だと考えている」
水瀬ケンイチ
「インデックス投資家は、僕を含めて面倒くさがりが多いので、iシェアーズMSCIワールドは喜ばれると思う」
楽天証券
「極論すれば、それ一本で国際分散投資ができてしまう。手前どものお客様からもリクエストがたくさん来ている」
(皆さんのリクエスト、効いているみたいですよ!)

(次回に続く)


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楽天証券
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